Ginza.rb 第92回 - アプリケーションサーバについて学ぶぞ - connpass

第92回はRubyから使うアプリケーションサーバについて学びました。
アプリケーションサーバ2025
実は第75回や第76回でもその当時新しかったアプリケーションサーバについて学ぶというのをやっていました。しかしそこから6年経過してpitchforkなどまた状況が変わっているかな、ということで再度のアプリケーションサーバ回です。
y-yagiさんの用意してくれた資料をみながらワイワイしました。今回とりあげたサーバは以下の5つです。
pitchforkとItsiが新しい枠でpuma、unicorn、falconが既存枠。
雑感
アプリケーションサーバに求められているのは何より安定性なので、その点で新しいアプリケーションサーバがpumaの牙城を崩すのはなかなか難しいなという印象を持ちました。どれだけ速いとか機能の豊富さを売りにしているサーバがあってもお仕事の本番環境に入れるハードルはなかなか高い。
その点でpitchforkはShopifyが本番運用しているぞ、というのが安心材料として大きいと思います。reforkを有効にしたかったら仕事で利用しているライブラリでfork unsafeなものがあるかどうか調べる必要があり大変だけど、そこさえクリアすればメモリ面などでの恩恵が得られるのでトライする価値はありそう。
unicornの今後のメンテナンスがどうなるかはわからないので、いまunicornを利用しているプロジェクトであればrefork機能をオフにしたpitchforkもしくはスレッド数1にしたpumaに移行して、余裕があればreforkもしくは複数スレッドにトライするのが良いんじゃないかなと思いました。
次回
次回は10月24日(金)開催で、Kaigi on Rails 2025の振り返りをする予定です。興味のあるひとはどうぞ。