僕のブログを定期的に読んでいる方は分かると思いますが、僕はおもしろい文章を書くことがかなり苦手です。既にある情報をまとめたりするのはそこそこ*1自信があるので、それを反映してか僕のブログのエントリは「なんとかを勉強した」「なんとかを読んだ」系のものばかりです。でも今年はもう少し気の利いた文章を書きたいなーと思っています。
そんなわけで「文章をダメにする三つの条件」という本を読んでみました。初心者が陥りがちな下記の三つの「文章をダメにする」 条件について、悪い実例と良い実例を交えながら、良い文章を書くためにはどのようにしたらよいかが書かれています。
- 文章の意図がつかめない事実や印象の羅列
- 読み手が退屈する理屈攻め
- 読み手が興味を引かない一般論
気になったことのメモ
基本
- まず書くことが大事。書きなれないとダメ。
- お題から連想される事をメモに書き、それを眺めながら何を書きたいかの方向性を明確にする。
- 真に書きたいことを書く。ポイントをぼやけさせる事は、たとえ面白い事であっても捨てる。
- 私を前に出す。作文では主観を最優先すべき。
- 読み手が求めているのは書き手の特異体験 -> 日常の鋭い観察が文章を面白くする。
応用
- 異質な二つの物事を付け合わせて、巧みに第三の味を出す事で、読み手に「ちょっと変わった」感じを抱かせる
- 書く対象との間に距離を置き、客観的に捉える。
- 「花は美しい」と主観的に説明する代わりに、「なんの花がどのような状況の中で咲き、花の色と香りがどんな風にうまく調和しているか」などを細かく客観的に描写すればするほど、花の美しさは、読者に伝わってくる。
参考
文章をダメにする三つの条件 (丸善ライブラリー)
posted with amazlet at 09.01.14
*1:おもしろい文章を書くのにに比べればですが・・・