東京Ruby会議12 に参加していました。ざっとメモ書きレベルですが感想をエントリに残しておきます。
前夜祭
すでにいろんな人が言及していますが、@makicamelさんの makicamel/erd_map: Visualize, explore, and interact with your Rails application's models and associations with ease. の発表が良かったです。voormedia/rails-erd: Generate Entity-Relationship Diagrams for Rails applicationsはいいんだけど「大きいRailsアプリケーションだと表示されるモデルの数が多くなりすぎて全体像がつかめなくなってしまう」問題があるので使いどころが難しいな、とずっと思っていて、この問題についてこんな形で解決できるんだな〜と感心しました。
あとはクラフトビールが良かったです🍻。がそのせいで飲みすぎました…><
本編で気になったトーク
本編では@jhawthornのキーノートが、GitHubのRuby/Railsに対する取り組み方を幅広くまとめていて印象深かったです。一番なるほどなあとなったのは、複数DBのプライマリ/セカンダリを自動で切り替えるときのロジックで「更新系のクエリを発行したらその後の参照系は一定時間プライマリを参照する」の「一定時間」の部分をgithub/freno: freno: cooperative, highly available throttler serviceを利用して動的に決定しているという話。デフォルトは2s固定なんだけど、固定値じゃないほうがいいよなとずっと思っていたところだったので参考となる情報を知れてよかったです。
ref: ActiveRecord::Middleware::DatabaseSelector
Regional.rb and the Tokyo Metropolis
Regional.rb and the Tokyo Metropolisという名前で、東京近郊の地域Rubyコミュニティの代表が集まってトークする会に出演しました。ぼくもコミュニティの一員として賑やかしに貢献できたのではないかと思います。ginza.rbもそうですがコロナ禍で中断していたコミュニティが多くあったので、その間にRubyを始めた人は地域Rubyコミュニティについてよく知らない状態なはず。そういった人たちとコミュニティの距離を近づけるのに一役買った良い試みだったのではないでしょうか。これから新しいコミュニティが始まりそうな機運も感じられました(機運だけじゃなくてすでに活動始まってるコミュニティもありますね)。
ginza.rbは2013年発なので(コロナ禍で休止していた期間も含めると)12年目に突入しています。始めた当初はこんなに長寿コミュニティになるとは思ってもみませんでしたね…。これからも無理せずぼちぼちとやっていきますので機会があったら遊びに来てください。